相談員の心構え
活動において、私たちは先生でも指導員でもなく、「相談員」という立場でこどもと関わります。相談員はこどもたちと同じ目線で話をして、一緒に遊び、一緒に考え、一緒に悩みながらともに活動する存在です。こどもの一番近くで活動を支える相談員の言動、態度はこどもに良くも悪くも、大きな影響を与えます。そのため、相談員にも活動中守るべき「おきて」と禁止事項、注意事項があります。
「おきて」と次項の注意事項等を守ることを決意した方は申込書にサインの上、お申し込みください。
【相談員のおきて】
その1 安全確保
安全とはケガだけをしないようにすれば良いのでしょうか?それは違います。
安全とは ケガや病気など身体の安全管理ももちろんですが、 大人もこどもも含めた不用意な発言で心を傷つけること、性的ないやがらせや体罰などでこどもの人権を傷つける心の安全管理も含みます。相談員は常に「今の自分の行動はこどもの安全を守れるのか」を考えながら活動するよう心がけてください。
その2 こどものよき相談相手になる
全体の様子を見ることも大切です。時にケンカをしていたり、その場にうまくなじめないこどももいます。こどもたちの様子を見ながら、相談員からコミュニケーションをとることも重要です。
その3 自分も楽しむ!
では常にこどもに目を光らせなければいけないのか。そうではありません。相談員も、こどもと一緒に大いに遊んでください。
これは相談員が遊びに没頭するということではありません。共に遊ぶことでこどもの危険に気づけたり、こども目線で物事を考えられる時間に繋がります。“遊び”という時間を通してこどもとの信頼関係も育まれるのです。ぜひそうした時間を大切にしてください。
【人権侵害行為の禁止】
「こどもの安全を確保することが第一の仕事」ですが、安全とはケガをさせないだけではありません。安全とはケガや病気など身体の安全管理ももちろんですが、大人もこどもも含めた不用意な発言で心を傷つけること、わいせつな行為や性的ないやがらせ、体罰などでこどもの人権を傷つける行為から守る心の安全管理も含みます。以下はあくまで一例です。常に自身の行動を問いかけながら活動してください。
●こどもへの体罰や暴言
●性的な嫌がらせやわいせつ行為
●個人情報の流出(写真含む)
【活動中の注意事項】
(1)禁酒、禁煙
青少年健全育成キャンプという観点から、活動中は原則禁酒・禁煙です。
(2)相談員同士の交流
キャンプ中はこどもが主役です。異性や相談員同士の交流ではなく、こどもたちに目を向けてください。
(3) 携帯電話・スマートフォン・カメラの使用禁止
キャンプ中は携帯電話・スマートフォンの使用、写真撮影は一切禁止とします。やむを得ずキャンプ期間中に連絡をとらなければいけない場合は、その組のディレクター(長老)に必ず確認してください。ディレクター(長老)の許可なく、携帯電話・スマートフォン・カメラの使用が発覚した際には、厳しく対処いたします。
(4)キャンプ以外での交流禁止
キャンプ終了後、参加したこどもたちとの一切の交流を禁止します。特にSNSでつながる、あるいは個人的に会うなどをして生じた事故やトラブルは、いかなる理由があっても主催者として一切関与しません。