雨の中、大きく手を振り回している三人組を発見!聞けば、畑作業中に雨が降ってきたため、晴れを願って踊っているとのこと。山の暮らしは自然に影響されるため、思うようにはいかないこともしばしば。それでも、自然と共に、楽しんでいく力がこどもたちにはあります。
村の中を散歩するのが大好きな仲っちゃん。途中村の方とおしゃべりをして「今度木を切るから薪にする?」と薪をもらえる話をしてきました。お言葉に甘えみんなで採りにいきました。いつも色んな人に気にかけてもらってありがたいです。
本焼きが終わり、ついに作品を窯から取り出す『窯だし』を放課後に行いました。待ちに待った自分の食器を見つめながら、「指の跡が残っている!」「鉄の釉はこんなに真っ黒なんだ」などと、釉薬の色や形の変化を仕上がりを確認しています。
できあがったMY食器を全て使って、使い初めを行いました。今日は全員で分担して作った夕食です。「コップの淵が丸くて飲みやすい!」「ご飯茶碗はもっと大きい方がいいかな」と使ってみて初めて、物には便利な形があることに気づきます。これから、さらに試行錯誤して作っていきたいね。
ご飯を食べた後は、MY食器展覧会を行いました。互いにできあがった食器を並べて、仲間の作品を鑑賞し合います。同じ食器でも、形も、釉薬の色使いもそれぞれ違っていてとても個性豊かな作品が集まり、圧巻の光景でした。
「昼ごはんに焼き鳥を作ってみたい!」と、次々と串にさして焼いていくあっきっき。以前五平餅を作った際、その仕組みを生かして焼き鳥もできるのでは⁉と思ったそう。学んだことを生かして、次の挑戦を見つけていきます。
村の方が、「育てているブルーベリーが食べごろだからおいで」と誘ってくださったのでいってきました。袋に入っていく量と同じくらい、口に吸い込まれて行くブルーベリー。粒も大きく、甘くて美味しいので、「自分たちでも育ててみたい!」と夢は膨らみます。
一学期もそろそろ終わりが近づいてきました。この4カ月を思い出して、「だいだらの暮らしを楽しめているか?」と振り返りをしました。課題はたくさんあるけれど、1人1人のできることが集まると、自分も仲間も過ごしやすく、楽しいだいだらがきっと見えてくるね。
ものづくり教室でも一学期のふりかえりを行いました。こどもたちの感想では、「土を練るのに慣れてきた」「道具がいっぱいあることに驚いた」など、たくさんの経験をしたことを感じました。
自分たちで暮らす大変さとおもしろさを感じた一学期。意見がぶつかっても、作業が大変でもみんなで乗り越えてきました。これからもっとたくさんのチャレンジと楽しいだいだらの暮らしを作って行こう!