なつは電動ろくろの作品を手に満面の笑みです。それもそのはず、電動ろくろで作品を挽くのはとても難しいのです。何度も指先の感覚を研ぎ澄まし挑戦して、少しずつできるようになりました。てづくりとはまさに“手”をつくることなのです。
こちらはトリシアが木のお皿を彫っています。木工もひたむきに一彫り一彫り進めていきます。無数のノミの跡が積み重ねを教えてくれます。とても素敵な時間です。
快晴の中始まった脱穀作業。長かったお米作りもいよいよ終盤です。おいしいお米まであと少し!
脱穀は地域のおじさんに機械を借りて行いました。機械の力は凄まじく、あっという間に稲からお米の粒が外されていきます。ですがその分とても危険な作業です。絶対にケガしないように集中して作業します。
お米を取った後のわらも宝物です。畑に敷けば寒さや乾燥を防いでくれ、春には雑草が生えるのを抑えてくれ、鶏小屋の敷き藁にもなります。そしてなにより焼き物の釉薬にもなるのです。田んぼをしないと手に入らない貴重な自然の恵みです。
トラックに積みきれなかったわらは、細かくして田んぼに撒きます。一冬おいて、春にまたわらごと耕すと、栄養たっぷりの田んぼになるのです。
今年の収穫は籾で約630kgでした。この量は、だいだらぼっち消費量を考えると2カ月半ぐらいです・・・。早く食べたい!気持ちを抑えここから約2週間乾燥させていただきます。おいしい新米が待ち遠しい!
週末こどもたちは東京と名古屋に分かれ出張説明会を行いました。「制服はこっちのほうが見やすいんじゃない?」主催はこどもたちなので、会場に早く入り展示の準備もこどもたちが進めていきます。
会場にはたくさんの方々にご参加いただきました。こどもたちも本番が近づくにつれ緊張の表情に変わっていきます。
いざ本番が始まると堂々としたこどもたちの姿がそこにはありました。説明会のためにだいだらぼっちについて振り返って考えた時間は、こどもたちにとっても大切なことを改めて確認できた時間でした。